デスクワークをしている人は特に、仕事中なのに眠くてしかたがない、という人はいないでしょうか。デスクワークならまだしも、大切な会議中についウトウト、コックリなんてしていたら、上司からの評価も危ういところです。
私たちの体に備わっている生体リズムでは、午後10時から翌日午前2時までの4時間は体をしっかり休めるための時間に当たります。この時間帯は睡眠のゴールデンタイムといわれていて、この時間に起きているか、眠っているかで、日中の眠気に大きな差が出ることになります。
この時間帯に起きているとリズムが狂ってしまい、日中に眠気に襲われます。そして、毎日こういった状態を繰り返すことによって疲労が蓄積されていきます。生体リズムが変わってしまって、ボーッとすることが多くなり、日中はいつも眠い状態になってしまいます。
仕事の関係などもありますから、夜10時に寝るなんて無理だということもあるでしょうが、できるだけ早く就寝するようにして、睡眠をしっかりとって体を休めたいものです。
ただ、長く眠ればよいというわけではなく、何時間眠るのがよいのかは人によって違うので、翌日に眠気を感じずに過ごすためには、自分はどれくらい睡眠をとったらよいのかを知り、その睡眠時間を確保できるようにしましょう。
食事で血糖値を一定に保つ
食べ過ぎて、その後眠くなった経験はありませんか?食事をして急激に上昇した血糖値を下げようと、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは休息ホルモンともいわれ、眠気を誘うのです。
しかし、忙しさなどから食事を抜いてしまうと、糖質が不足して低血糖の状態となり肝臓で糖の合成が行われます。すると、脳を休ませようとして、眠気を感じるようになります。糖質は脳の大切なエネルギー源ですから、こうした変動には敏感です。
これらのことから、眠気に対しては糖質が多すぎてもいけないし逆に少なすぎてもいけない、ということがわかります。食事を上手に摂って血糖値をできるだけ一定に維持することで、眠気を抑えるのです。
糖を効率良く使うにはビタミンB群が必要ですし、脳の情報伝達を活発にするためのビタミンCやプロテイン、エネルギーの代謝を促進するマグネシウムも補給すると良いです。
日中の眠気をとるために摂りたいのは
- ビタミンB15~10mg
- ビタミンC1000mg
- プロテイン7~20g
- マグネシウム100~200mg