低血圧の症状を改善する

自覚症状を見逃さないこと

低血圧とは、血圧が正常値よりも低い状態で、最高血圧(収縮期の血圧)が100mmHgよりも低い場合が目安とされています。低血圧では、体がだるい、疲れやすい、めまいがする、耳鳴りがするなど、さまざまな症状がみられることがありますが、自覚症状がない場合には、日常生活に支障がなければ問題ないといわれます。

低血圧は、高血圧と違い、体に及ぼす重大な影響というのがほとんどありません。ですから、病気としてあまり重視されていないところがあるのかもしれません。

しかし、自覚症状があるなら、さまざまな症状は本人にとってはつらいものでしょうから、できるだけ改善したいものです。

低血圧には、原因がよくわからないもの(体質的なもの)と、立ち上がったときにふらつくものと、病気や薬が原因となっているもの、この3つのタイプがあります。

病気や薬の影響以外の低血圧の症状を改善するには、血液の循環を良くすることが有効です。体に疲れやすさやだるさがあることから運動量が減ったり、食欲不振から栄養不足になることが、血液循環の悪化につながります。適度に運動をおこなうと血圧をコントロールするようにはたらくので、定期的な適度な運動は低血圧症状の改善に役立ちます。

低血圧の人には体温が低めな人も多いので、サプリメントを利用するなら、プロテインで熱産生を高めて、ビタミンCとEで血管を健康にし、体中に血液をじゅうぶんに行き渡らせると良いです。

根菜や香辛料を積極的に摂取する

体をあたためる作用がある食品というと、しょうがやとうがらしなどの香辛料やごぼうやにんじんなどの根菜類があります。いろいろな野菜にしょうが、とうがらし、にんにくといった香辛料を入れスープにして食べると、体があたたまり、冷えや肩こりなどの症状の改善に役立ちます。こういった食材を積極的に利用しましょう。

低血圧の症状を改善するために摂りたいのは

  • プロテイン
    1回に7~20g
  • ビタミンC
    1000mg
  • ビタミンE
    100~200mg

ひざの痛みをやわらげる

体脂肪が増えてひざに痛みがでる

中高年になって、ひざや腰の痛みを抱えている人はたくさんいるでしょう。ひざの痛みといっても原因はいくつか考えられますが、肥満や体重の増加によってひざに負担がかかり、痛みが生じる場合もあります。

私たちの体は、年齢を重ねていくうちに代謝が悪くなり、中年になると若い頃と同じ量の食事をとっていたとしても、体の脂肪というのは増加します。

歩くときにひざにかかる負担は自分の体重の約3倍の重さだといわれていて、たとえば、体重が10キログラム増えてしまったとしたら、ひざへの荷重は約30キログラム増えるということになります。さらに、肥満によって運動するがおっくうになると、ひざを支える筋力も衰えてしまい、ひざにとって良くない状態が続くことになるかもしれません。

減量したら膝の痛みが改善されたという話を聞いたことがあるかもしれませんが、肥満や急激な体重増加は、ひざの痛みを引きおこすリスクが高くなるのです。

関節自体が劣化しているとしても、体重が減ることによってひざ関節に加わる負荷も減るため、痛みが緩和されます。

関節を修復するサプリメント

関節軟骨の減少は、特に高齢者に多く見られます。

リハビリをおこなうと、核となるタンパク質が形成され、その周りには保水性の高い物質が付着します。その物質というのは、グルコサミンが材料となってつくられるグルコサミノグリカンや、コンドロイチン硫酸というムコ多糖類です。これらのムコ多糖類は、体の細胞が正常に維持されるように、組織に保水性や弾力性を与える役割をもっています。

また、ビタミンCも関節軟骨を形成するための材料になるほか、ビタミンEも役立ちます。

ひざの痛みをやわらげるために摂りたいのは

  • プロテイン
    1回に7~20g
  • ビタミンC
    1000mg
  • ビタミンE
    100~200mg
  • グルコサミン
    メーカーの指示量
  • コンドロイチン
    メーカーの指示量

ストレス・うつに負けない体をつくる

ストレスで栄養状態が悪くなる

仕事や学校へ行きたくない、誰にも会いたくないなど、消極的な思考や行動になってきたら、それは、うつの状態かもしれません。過剰なストレスからうつ状態になり、とても深刻な状況に陥ってしまう人が増えているといわれています。

ストレスを受けると、脳や身体にはさまざまな影響が出てきますが、これらの変化の多くは目に見えないために周りの人にはわからないし、自分自身でもわかっていないことが少なくないようです。

ストレスは、アドレナリンの分泌を促し血管を収縮させて血行不良を引き起こします。さらに、胃腸の機能を低下させるために、栄養の吸収能力まで低下させてしまいます。

栄養不良によって無力感や脱力感が生まれ、偏った食生活になり、全身的に栄養状態が悪化します。それがうつの状態をますますひどくして、放っておくとうつ病に移行する危険があるのです。

食べたり食べなかったりという状況では、急激に血糖が上昇したり、低血糖になったりします。低血糖の状態だと集中力が続かなかったり、やる気の無さの原因となってうつを加速度的に進行させることも考えられます。

偏った食事をしていると、特にタンパク質や水溶性のビタミンが不足しがちになります。ストレス下において分泌されるホルモンの合成には、ビタミンCとタンパク質が必要になるので、どちらの栄養の摂取も欠かせないところです。また、ビタミンB群が不足するとイライラしたり不安になったり、心身機能全般が低下してしまいます。

ハーブ系サプリで症状を和らげる

ストレスやうつ病対策のサプリメントに、セントジョーンズ・ワートやカヴァカヴァがあります。これらのハーブのサプリメントは、一度にたくさん摂ったから効くというものではなく、用量を守り継続して摂取することが大切になります。

眠気を誘発することや、ほかの薬の効果などに影響することもあるので、何かほかの薬を服用している場合には注意が必要です。使用前に医師や薬剤師に相談しましょう。

ストレスに負けない体をつくるために摂りたいのは

  • ビタミンC
    500~1000mg
  • ビタミンBコンプレックス(B1、B2、B6)
    各5~10mg
  • セントジョーンズ・ワート
    メーカーの指示量

水溶性低分子キトサン「ヌーススピリッツ」を使ってみた効果と使用感