足のむくみをとる

女性はホルモンの影響でむくみやすい

長時間座ったままでいたら脱いでいた靴に足が入らなかった、夕方になると毎日脚がむくんでしまう、こういった経験は、よくあることだと思います。

私たちの体は重力の影響を受けているので、長い時間座ったままでいたり、立ったままあまり動かなかったりすると、血液や体液が下半身に溜まりやすくなって、それが足がむくむ原因になります。

ですから、例えば、座り仕事のあとに30分くらいウォーキングやジョギングをおこなうことで、靴がきつかったのがゆるくなることも事実です。

脚やお尻の大きな筋肉をしっかり動かすことで、この筋肉はポンプのようなはたらきをして、下半身に溜まってしまった血液や体液を心臓のほうへ戻してくれます。

女性の場合は、黄体ホルモンが水分を溜め込む性質がありますから、特に、生理前や生理中にはむくみがひどくなりやすいのです。また、ホルモンの分泌のバランスが乱れると、生理に関係なくむくみやすくなります。そして、ホルモンの分泌のバランスを整えるためには、規則正しい生活をおくるのが何より大切です。

ビタミンやミネラルのバランスが良くないこと、特にナトリウムを摂りすぎると血液や体液中の水分の量が増え、むくみの原因となります。このバランスの調整をしてくれるのはマルチビタミン、マルチミネラルです。また、ビタミンB1は水分の代謝を促します。

足のむくみをとるために摂りたいのは

  • ビタミンB1
    5~10mg
    (ビタミンBコンプレックスでもOK)
  • マルチビタミン
    メーカーの指示量
  • マルチミネラル
    メーカーの指示量

VDT症候群を改善する

VDTというのは、Visual Display Terminalsの略で、パソコンやスマートフォンなどのディスプレイ画面のことです。世の中にIT化が広く浸透した現在、パソコンやスマホ、テレビゲームなどの操作を長時間おこなうことが増え、その結果、目や体や心に影響が出ます。この病気をVDT症候群といいます。

VDTによる1日の作業時間が長くなるほど、目に関する訴えは多くみられます。おもな目の症状として、眼精疲労、涙の減少・目の痛み・充血などのドライアイ、角膜炎、近視などがあります。

目を酷使することによってストレスが全身に広がり、首や肩、背中の痛み、手指のしびれ、頭痛やめまいのほか、イライラや抑うつ感、不安感など精神的な症状もあらわれることがあるのです。

VDTは職場以外に学校や家庭にも多く普及しているので、大人だけでなく子供たちにも注意が必要です。

ディスプレイ画面を見つめていると、まばたきをする回数が通常の半数近くまで減るといわれていて目が著しく乾きますし、同じ姿勢で見続けることは当然肉体的な疲労につながります。

これらのことから、VDT症候群にならないためには目の酷使を避けて、一定の姿勢でいないようにすることが大切ですが、それだけではじゅうぶんとはいえません。目の毛細血管は絶えず活性酸素に攻撃されているので、βーカロテンをはじめとした抗酸化物質を摂るようにして、活性酸素の害を防ぐ必要があります。

パソコン作業が日常的な現代ではVDT機器を使った作業環境を整える(パソコンのモニターの調節)なども合わせて行うといいでしょう。

改善や治療法としては、病院では目の疲れを和らげたり目に潤いをあたえる点眼薬が処方されます。

液晶モニターが発するブルーライトから目を保護することを目的とした、パソコン専用メガネやブルーライトを削減するソフトなども市販されていますので、こういったものを利用するのも良いでしょう。

VDT症候群を改善するために摂りたいのは

  • βーカロテン
    10~30mg
  • ビタミンC
    1000mg
  • ビタミンE
    100~200mg
  • アントシアニン
    メーカーの指示量

視力の低下を防ぐ

視力低下の予防に抗酸化物質

近視や遠視、老眼をはじめとした視力にかかわる問題は多々ありますが、これらの原因は、目の焦点の調節機能の異常や活性酸素の影響など、さまざまです。

近年では、社会のIT化の進行にともない、パソコンをはじめスマートフォン、テレビなどのVDT(ディスプレイ画面)を見続け目を酷使することによって起こる障害や視力の低下など、目に対する環境もどんどん厳しくなってきています。

焦点の調節機能が損なわれることによって起こる視力の低下の場合は、メガネやコンタクトレンズを用いての視力矯正、手術のほか、根本的な対策はなかなかありません。しかし、目が乾燥して角膜が傷ついたり、活性酸素の影響を受けたりしたことが原因の視力の低下については、栄養補給を適切にすると改善が期待できると考えられています。

活性酸素は、体のほかの部分の細胞と同じように、目の細胞にも攻撃をしてきます。ですが、βーカロテンやビタミンC、ビタミンEといった抗酸化物質の摂取で活性酸素の害を抑え、目の細胞の機能を正常化することによって、ある程度は視力の低下を止めることができます。

私たちがものが見えるのは、目の網膜にあるロドプシンという色素が分解と再合成を繰り返して光の信号を脳に伝えているからなのですが、ロドプシンは目の酷使で減少してしまいます。ですが、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニンというポリフェノール(抗酸化物質)には、ロドプシンの再合成を活発にするはたらきがあるので、視力が低下するのを防いだり、視力を回復するのに効果的だとされています。

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視力の低下を防ぐために摂りたいのは

  • βーカロテン
    10~30mg
  • ビタミンC
    1000mg
  • ビタミンE
    100~200mg
  • アントシアニン
    メーカーの指示量